河北省の「威県土布」が地理的標識証明商標に承認された

河北省邢台市の「威県土布」はこのほど、国家知的財産権局商標局の許可を得て地理的標識証明商標になった。

「威県土布」の商標は威県伝統工芸協会が登録を申請したもので、申請カテゴリは24種類で、織物、寝具、タオル類である。

土布は「粗布」とも呼ばれ、素朴な労働者が純綿を原料に、原始的な紡績車、木織機で一紡ぎ一紡ぎ丁寧に編んだものだ。威県の土布紡績は古くから、綿花栽培の流入と同時に興り、発展してきた。威県の土布紡績技術は複雑で、工程が多い。2014年、威県の土布紡績技術は国家級無形文化遺産に登録された。その文創製品は各界から好評を博した。

土布紡績技術工程には主にもみ結び目、紡績糸、打糸、糊糸、染糸、絡糸、穿綜、杼、縛機、織布などがある。土布紡績は農民の生活と密接に関連していると同時に、自給自足観念の影響を受けて、その技術は広く普及している。

高慶海、陳愛国夫妻は威県の土布紡績技術の伝承者で、彼らは伝統技術の伝承と発展を重視し、絶えず革新し、土布紡績別花技術は対様数線法から称様挑線法に昇格した、単一の色から多様な色に改良され、赤い花や緑の葉を織ることができ、視覚的により美しく、リアルになり、独特のスタイルを形成することができます。

土布紡績技術は威県の労働人民の長年の実践と知恵の結晶である。それは中国の伝統と紡績技術を保留して発展させ、各時期の科学技術、芸術、民俗、信仰などの伝統文化情報を積載し、比較的に高い歴史文化価値を持ち、中国紡績技術の発展脈絡を研究する上で重要な役割を果たしている。

（出所：中国新聞網）